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たとえばさ
俺が死んだらどうする?
憂鬱なる日々の過ごし方
花のように可憐に美しく死ぬことができたなら、
人はどんなに幸せなのだろう。
花びらを落とし
色を奪われ
水分を吸い取り
時間をかけてゆっくりと
じわじわと
痛めつけるように
いつ死ぬのか分からずに
死に恐怖を感じながら、死んでいくなんて。
「何ソレ。・・・嘘でしょ?」
俺は病に犯されている。
「いや。本当だから。お前に嘘つくわけないっしょ。」
そのときの彼女の顔が忘れられない。
瞳をうるませ
何か言いたげなその表情。
「そう。・・・じゃあ、最後に一言。」
彼女は、机に伏しながら俺に向かって口を開いた。
「好きだから、死なないで。」
彼女のソプラノの声が教室内に響く。
最初で最後の声で
最初で最後の告白で
俺はその翌日、旅立った。
憂鬱なときには思い出す。
彼女の顔と
俺の顔が重なる瞬間を。
(060708)死ネタ?男の子サイドが死ぬのは、久しぶり。
憂鬱なときは、音楽で気を落ち着けます。
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